2007-07-08

2006-06-19 (月) Bコース(2回目) 10日目 自主リハビリ

 手先指先痺れ、腰痛(lumbago;backache)少々。今日も両眼が乾いた感じでヒリヒリと痛む。朝一番の血圧(blood pressure)は82-50と低く、もう一度計り直して91-50で、立ち眩み(dizzy)の傾向もある。HGB(hemoglobin;ヘモグロビン)が減少しているのでその影響もあるかもしれない、という訳で、午後に赤血球(RBC:red blood cell) 2単位の輸血(blood transfusion)があった。今日から加熱食になり、15時に3回目のノイトロジン(Neutrogin;G-CSF)注射があった。1日便通なし。

 午前中に献血ヴェノグロブリン-IH (Kenketsu Venoglobulin-IH)という点滴が免疫力(immunity;immunization)を補う意味で、2.5g、計100ml分あった。何でも、かなり高価な薬だそうだ。

 階段昇降の自主リハビリ(rehabilitation)は、筋力維持にと5月24日に始めて以降、血球数の多い時に行なっているのだが、今日も3回しておこうと思って、朝食後に一往復していた。この頃は慣れたせいか、足も痛くなくなったが、今日は息が上がってしまった。これも多分HGBが少なくなっているせいだろう。午後の輸血の様子を見に来てくれたナースから、「TNB先生に訊いたところ、今日の血液検査の結果、WBC(white blood cell;白血球)が下がってきているので、人混みを避けて、もう売店へは行かない様に、との事です」と連絡をされた。またしばらくの間、自主リハビリが出来なくなるが、赤血球の輸血もして貰ったし、非常階段は日中でさえ人通りが非常に少ないので、人通りの途絶える夕食後の面会終了後の時間(売店も閉店している時間)、まだWBCが600ある今日のうちに、いつも通り合計3往復(残り2往復分)しようと思い、夕食後と、21時前に最後の一往復をしに行った。

 非常階段をゆっくりゆっくり気をつけて静かに下りていたら、誰かが降りてくる音が聞こえた。その足音の主は私に気がついてか、すぐにスピードを落として降りてくる様感じた。一向に追い越そうとはしない。先生やナースが非常階段を利用する事があり、帰宅や交替の時間帯なので1階でその足音の主とは分かれるかと思ったのだが、私が降りる地下1階までついてくる様に聞こえた。そこで、誰なのだろうと思って、最後の一段を降りきった所でサッと振り向いて見上げてみると、なんと、あのスリムなTNB先生が少し小首を傾げた様な感じで付いてこられていたのである。思わずビックリして縮こまってしまった。先生は地下にある、まだ開いているもう1つの売店(日中や人混みの多い時間帯は免疫抵抗力の落ちた患者は避ける様に言われている、遠い方の売店)に行こうとされていて、偶然私を見つけ、ちゃんと降りられるか様子を見ながら付いて降りて来たのだという。

 一応注意されたが、人のいない時間帯だった事、地下の売店も閉じている時間帯だった事、明らかに筋トレのリハビリをしているのが見ていて分かったという事で今回は大目に見て貰った。ナースから聞いていなかったのと訊かれ、何ともバツが悪かった。先生曰く、私に関しては信頼しているので、正直に話して下さい、と言われ、もう売店は避けるようにとナースに言われていたが、WBCの結果が600だったので、体力維持の為の階段リハビリをどうしてもやっておきたく、今日までは大丈夫と思い、階段昇降をしていたが、入院時に言われた500を切っていたら止めていたと素直に答えた。

 TNB先生は、体力維持は大変良い事なので、リハビリは今後も無理のない程度に続けて欲しいが、WBCが減少している時期で、もしかするとふらっとする事もあり得、心配なので慎重に昇降して下さいと言われる。いたずらを見つかった子供の気分で、なんだか凄く恥ずかしかった。 また焦りが出ていたのかもしれない。反省、反省。

【血液検査結果】6/19:
WBC(白血球数) 600 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 6.4 [g/dl]、PLT(血小板数) 32,000 [/μl]、CRP(炎症反応) 0.1 [mg/dl]

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