2007-07-07

2006-06- 17(土) 骨髄移植と歯について

 夕刻回診に来られたTNB先生に歯茎(歯肉:gum;gingivae)の調子を話していたのだが、以前、初期の歯周病(periodontosis)だと言われ、歯磨き指導を受けた事があると話すと、移植(transplantation)を前に、歯を5~6本抜かなければならないかもしれない、と言われ、ショックを受ける。同じ白血病(leukemia)に罹った人のホームページとかで移植の為に抜いたと言う話を読んだ事もあるが、それは歯が悪かったからだろうと思っていた。移植時は免疫(immunity)抵抗が全く無くなるので、少しでも炎症(inflammation)を起こす危険があるもの、例えば虫歯等は抜いてしまうと言うのである。何故治療じゃなくて、“抜く”と言う事になってしまうのかが理解出来ない。

 抜かれるという事態だけは絶対拒否したいと思う。かつて大学生の頃、親知らず(wisdom tooth)が痛んで抜いた事があるのだが、この時は私のあごの形と歯並びから、治療器具が届かず、抜いた方が良いという事になって抜いたと記憶している。ところが顎骨に引っかかっていたかなんかでなかなか抜けず、やっとの事で抜かれた時、生命が何年分か一緒に抜かれる様なひどい消耗を味わった経験がある。何せ、グラグラになったとか虫歯でボロボロになった歯とかではなく、健康そのものの歯を抜いたのだから無理もないと思う。たかだか1本でもあんなに消耗するのに、病院の先生はいとも簡単に抜くと表現される。しかも5~6本抜く事もあるとあっさり言われるのである。歯は抜いたらもう2度と生えて来ないのに、骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)に備えて抜いた方が良い場合があるとは、一体どういう事なのだろうか? どんな説明を受けたとしても、やはり歯を抜く事は拒否したいと思う。

 いずれにせよ、一度移植を前提にこの病院の歯科で精密な歯科検診を受けなければならなくなるらしい。診察だけならば、見て貰った方が気分的に安心ではある。

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