2007-07-23

2006-07-01 (土) Bコース(2回目) 22日目 二度目の外泊

 今朝は雨でとてもだるい。母もだるいのだろうか。外泊許可(exeat;overnight)を得ているので、10時に病院を出、タクシーで帰宅した。そして、兼ねてからの約束の、母の毛染め(hair dyeing)をする。どんな事があっても絶対今日シャワーを浴びると、気合が入っていた母の頭は、かなり白髪が目立つ様になってきている。私が入院してしまったので、もうずっと染めていない。母は体力が極端に無くなってきているので、出来るだけ短時間で染めて、シャワーの用意をする。シャワー直前に母の体重を量るとなんと40kgをはるかに切って35.5kgだった。とても痩せている。シャワー椅子に座って貰い、何回も何回も母が満足するまで頭を洗ってあげ、体は出来るだけ素早く洗ってあげる。シャワー後、横になって休んで貰い、昼食の用意をする。母はいつもそうだが、今回もシャワーで「幸せな気分になった」と喜んでくれた。

 午後は私が車を運転するのを母が心配するので、タクシーで出、母に喜んで貰いたくて、母の好物の食材を買いにまわり、夕食を用意する。母はもっと食べなければならないと思う。ちょっと痩せ過ぎだ。炊事はたまの外泊時にはいい気分転換になる。それに母が喜んで食べてくれるのなら、少々無理しても、治療が始まれば点滴の管に繋がれ自由が利かなくなるので、ベッドで寝るのも仕事と思って、つい張りきって色々作ってしまう。多く作った分は、母がいつでも食べられる様に小分けして冷凍しておく。単調な病院食の気分転換様のおかずに、自分用にも少しだけ持っていく事にした。

  ところで、本日、私の先輩患者に当たるISさんが仮退院された。彼女は入院当初大部屋で一緒だった急性リンパ腫(lymphoma)の患者さんで、私より約1クール(Kur、course)位、治療が先行しており、順調に治療コースを終えて来られていたが、急に治療成績が下がり(というか、血液の値が十分に上昇しない状態)、血球を作るのに副作用がある薬を減らしたり、止めたりしておられたが、どうしても次の治療開始に移れず、2週間程、自宅療養をして様子をみる事になったという。その為、私はいつの間にか彼女と同じBコース2回目終了と、治療が彼女に追いついてしまった事になる。彼女の心配材料の一つに、(何の病気かは忘れたが)以前入院した時、輸血(blood transfusion)によるB型肝炎(hepatitis B)になったか、そのキャリア(carrier)になってしまったそうで、そちらの治療薬を一旦中止している事だと言っておられた。少し不安そうな感じが表情にあったが、明るく退院されていかれた。無事に血球を増やして戻ってきて欲しいと思う。

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