2007-07-09

2006-06-20 (火) ノイトロジンとエポジン回収ニュース 

 今朝、ノイトロジン(Neutrogin;G-CSF)とエポジン(Epogin)回収のニュースが流れているのを偶然テレビで見た。ノイトロジンと言えば、白血球(WBC;white blood cell)を増やす注射として、化学療法(chemotherapy)の各コース後半から毎日15時に皮下注射(subcutaneous injection)されている、まさにそれである。思わずニュースに聞き入ると、BSE未検査時の米国牛血清が使用されて作られていた為、そのロットを回収しているとの事。製造期間等を見ると、恐らく私に使用されてきたノイトロジンは回収の対象外と思われ、取り敢えずホッとするが、余りいい気はしない。ちなみに、エポジンはかつて4人部屋で同室だったMYさん(60歳位)が、多発性骨髄腫(multiple myeloma)の治療で使っていた薬の1つだ。

  いつもの様に回診(round)に来られたKB先生にこの問題になった血清はどの様に使われているのかを尋ねてみると、ノイトロジンを作る際の培養細胞の培養液に加える牛血清(bovine serum)の事だという。これは細胞培養の時に加える栄養剤みたいなものである。ニュースになったロットはかなり古いものらしく、この病院のは大丈夫だそうだ。また、万が一問題の牛血清が使われて作られたとしても、その牛血清自身が成分になる訳ではないので、危険性は殆んどなさそうである。

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