2007-07-30

2006-07-05 (水) Aコース(3回目) 01日目 Aコース始まる

 手足指先のしびれ少々。腰痛(lumbago;backache)は少々あるが、頭痛(headache)は無い。舌左側の味蕾(taste bud)の痛みはデキサルチン軟膏(Dexaltin Ointment)ケアで殆んどなくなる。便通後には、ネリプロクト軟膏(Neriproct Ointment)でケアをし、就寝前にはラキソベロン液(Laxoberon Solution)服用して、便秘(constipation;obstipation)や痔(piles;hemorrhoids)にならない様に気をつける。今日は少し痛痒い程度にまで改善されている。

 治療開始の11時迄に、院内郵便局での用事を済ませ、リハビリ(rehabilitation)を兼ねて階段で病棟まで戻り、治療でしばらく24時間持続点滴が始まる事もあり、シャワーも浴びておく。

 今日の血液検査の結果は、PLT(platelet:血小板)は101,000と増加して、治療開始の目安となる80~100万を満たしたが、WBC(white blood cell;白血球)は1,900と減少し、目標の2,500~3,000に達していなかった。先生曰く、問題は無いので治療に入る、との事。

 今回の治療はHyper CVAD-3回目の第1日目である。11時半開始で、YM研修医がきて先ず吐き気止めのカイトリル(Kytril)を静注(intravenous injection)後、抗癌剤(anti-tumor agent)のエンドキサン(endoxan;cyclophosphamide)1時間、エンドキサンの解毒剤(antidote)に当たるウロミテキサン(Uromitexan)の24時間持続点滴、ステロイド(steroid)のデカドロン(Decadron)1時間の点滴が一気に始まった。午後からはソルデム・メイロン(Soldem・Meylon)の点滴が5~6時間かけて落とされた。夜中の23時前にカイトリル静注後、エンドキサン1時間点滴で本日分の点滴は終了した。

 12時よりメモリ付きの紙カップを渡され、尿量を毎回計測する様に研修医のYM先生から指示がある。これは彼女が前年居た病院でも行なわれていた事だそうだ。私の場合、Aコースの2回目の時は中止にして貰った話を伝えたのだが、結局量る事になった。夕刻回診(round)に来られたKB先生に同じ内容を話すと、計量するならばプラスチックのカップを使っていた筈で紙カップでは正確には量れないし、体重測定だけで良いのではないかという話になった。なにせ、個室についている凄く小さいトイレなので、プラスチックの計量カップを渡されたとしても今度は何処で洗えばよいか、という問題もあった。更に1時間後、これらの全ての経緯を知ったTNB先生が来られ、今回は(Bコースとは違うので)尿量計測も尿回数チェックもしなくていい代わりに、毎日の体重計測だけでよいという事に最終決定してくれた。

 更に今日最後の検温に来たUDナースにこの話をすると、血液内科では少し前から計尿を中止し、体重測定だけにしたという話を聞かされ、ひどく肩透かしを食った様な気がした。なんでもプラスティックカップでは尿中に出た抗癌剤が、いくら洗ったとしても残っているだろうし、共通トイレにある乾燥棚に付着する恐れもあるので、全面的に禁止となったそうで、必要がある時だけ紙カップを使用する事とし、蓄尿も同様な意味でしなくなったという。個室に移ってから共同トイレを使用する事がなくなっていたので、全く気が付かなかったし知らなかった。果たして先生達にこの事はハッキリと伝わっているのだろうか? 知っておられれば今回みたいな事(計尿をする・しない)は初めから起こらなかった筈なのに、なんだか先生とナースの間の連絡(申し送り)がうまくいっていないのではないかと思わせる出来事であった。何れにせよ、わずらわしく、ストレス(stress)の多い作業が少しでも減る事はありがたい事である。

【血液検査結果】7/05:
WBC(白血球数) 1,900 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 7.8 [g/dl]、PLT(血小板数) 101,000 [/μl]、CRP(炎症反応) 0.2 [mg/dl]

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