2007-07-12

2006-06-23 (金) Bコース(2回目) 14日目 痛みとロキソニン

 今朝は体温(body temperature)が35.2度ととても低く、測り直しても35.5度であった。日中になり平熱(normal temperature)に戻る。その他の体調はいつもに同じ。7回目のノイトロジン(Neutrogin;G-CSF)の注射は15時半前にある。

 採血結果は今日もWBC(white blood cell;白血球)はゼロ(測定不能)、HGBは昨日の赤血球(RBC:red blood cell)の輸血(blood transfusion)で増え、血小板(PLT:platelet)は33,000と減っている為、16時から血小板の輸血が10単位分あり、全部点滴するのに今日は約3時間かかった。

 便通は2回ある。一回目の朝は、出血はなかったが排便痛があり、徐々に痛みがきつく我慢出来なくなってきたので、ナースに頼み10時頃、ロキソニン(Loxonin)を飲む。夜は19時にロキソニンを貰い、漸く痛みが引いてきた20時頃、再度便通があり、排便痛は非常にきつかった。痔核(hemorrhoids;piles)の様なものが出来ているのかもしれない。肛門の一部が赤く尖って突出していて非常に痛み、かすかに出血もある。その部分を出来るだけ肛門内に押し戻しつつ、強力ポステリザン軟膏(Posterisan forte)を塗り、注入して内外のケアを念入りに丁寧にしておく。個室のトイレの中なので、人や時間を気にする事なく、しかし激痛で涙を一杯浮かべながらのケアである。今日も夜中に明日の便通の為に、ラキソベロン液(Laxoberon Solution)を15滴服用する。

 今日は21時前にまたTNB先生が回診に来られ、私の痔の調子、他の身体の具合を訊かれた。痔が辛い事を伝える。先生は、今日の血液検査で炎症反応をみるCRPが1.7に上昇している(1以上だと要注意と2日前に言われている)事から、今後発熱(pyrexia、fever)に特に注意しなければならないので、明日は出来るだけロキソニンを飲むのを我慢して貰えないかと言われる。発熱は色んな感染症(infection)の感染等のサインになる。しかし、今服用している痛み止めのロキソニンは、鎮痛解熱薬(analgesic-antipyretic drug)なので、もし発熱が起きてもそれも抑えてしまう作用もある、つまり発熱を隠してしまう作用もあるので我慢して欲しい、との事である。

 先生の言われている事は理解出来るのだが、この痛みを我慢するのは酷だ。どう表現したら良いのか分からないが、健康な時に稀になった痔の時の痛みと、治療で白血球がゼロになっている時のこの痔の痛みは別格で全然違い、重症と言いたくなるほど痛むのである。我慢出来ない位きつい、と答えるが、取り敢えず、明日の朝はしばらくロキソニンは我慢して、発熱していないか体温変化に気を付けてみる事になる。

【血液検査結果】6/23:
WBC(白血球数) 100未満(測定不能) [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 9.1 [g/dl]、PLT(血小板数) 33,000 [/μl]、CRP(炎症反応) 1.7 [mg/dl]

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