2007-04-12

2006-04-11 (火) Aコース(1回目)15日目 IVHコネクター交換

  今日はIVHコネクター交換があった。IVH(intravenous hyperalimentation )をCV(central vein;中心静脈)と言う時もあるみたいだ。ナースや先生によって言い方が統一されていないのは、初めてその言葉を聞く患者にとってややこしいだけなのだが、大体同じ意味で使われているらしい事がナースや先生に質問等しているうちに分かった。IVHカテーテルは胸から体内の中心静脈(CV)へ先端が挿入されている(留置カテーテル:indwelling catheter)が、体外で2本の管に分かれて出ている(カテーテルによっては3本に分かれたもの、1本だけのもの等があるらしい)。そして点滴の種類によって先生方は直径の違うカテーテル(catheter)を使い分けている。私のカテーテルはコネクター部分が色分けされており、茶色が遠位(distal:より心臓に近い方)で開口している直径の太い14GAへ、白色が近位(proximal)で直径の細い18GAのカテーテルに繋がっているそうだ(※)。

  今日の交換はこの胸から出ているIVHカテーテルの点滴と繋ぐ側の管の部分(20cm位)であった。定期的に交換するそうだ。最初「IVHコネクター交換」と聞いてIVHカテーテル全体を交換するのかと思い緊張していた。しかし胸から血管へ挿入したカテーテル部分は詰まったり外れたりしない限りずっと交換する事なく入れたままだとナースから聞き、少しホッとした。またあんなに痛く辛い思いはしたくない。

  化学療法(chemotherapy)の点滴は昨日で終わったが、抗生剤(antibiotic)の点滴は今日も1日3回、そして15時にまた「痛いですよねぇ、すみませんねぇ」とナースが言いながらしてくれる白血球を増やすノイトロジン(Neutrogin;G-CSF)注射があった。

  指先、舌先しびれる。右耳またボゥーっとすることが多くなり、耳抜きが出来ない。夜になると指先と舌全体のしびれが増してくる。食欲はまだ落ちていない。また、今回の月経量はたいしたことは無いのだが、そのうちでも今日が一番多いかもしれない。通常なら経血量(menstrual blood loss)は減ってくる頃なのだが・・・

  脱毛(alopecia)は、多分今晩で抜けきると思ったのだが、意外と髪の量は多い様で、もう一日はかかりそうである。昨夜同様、指で髪を梳いて抜け毛の始末をする。今日もこんもりと一山出来た。髪が抜けたらどんな気分になるだろうかと不安だったが、個別の部屋に入れてもらっているせいもあるだろうが、意外と冷静に、機械的に髪を梳き取って集めている自分がいるのが不思議な感じである。

※  遠位と近位、カテーテルの直径に出てくる数字等、人によっては読んでいて逆の様に感じる所もあるかもしれないが、この表記に間違いはない。

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