2007-04-06

2006-04-02(日) Aコース(1回目)6日目

 今朝は頭痛(headache)、むかつき少々あり。朝食前の採血があり看護師詰め所の処置室へ行く。通常採血は月・水・金なのだが、輸血(blood transfusion)が必要かどうかを調べる為だという。入院以来、針を刺されて血ばっかり採られ痛い等のストレスからか、ナースに針を刺されてしばらくして、気が遠くなり、ついにぶっ倒れてしまった。どこか遠くで名前を呼ばれる声が聞こえつつ何人かのナースがきて車椅子に乗せられ病室へ(ほとんど引きずり込まれる様に)運ばれた。くらくらする。しばらく足を高くして休む。今日は抗癌剤治療が無いので、その点は気が楽である。

 朝食は食欲が無く食べるのが辛い。ほおや手足の皮膚、自分の舌が麻酔(anesthesia)でもかけられたかの様な、まるで自分のものでない感覚になり、物の味などよく分からなくなってきた。抗癌剤(anti-tumor agent)の副作用の一つであろうか。飲み込むのも違和感がある感じである。ミカンだけかろうじて味が分かりおいしく感じられた。昼食も食べるのが苦痛。夕食も何とかおかずだけ食べた。むかつき、食欲も全くない時に無理に食べるのがこんなに辛いとは・・・

 血液検査の結果は白血球(WBC;white blood cell)が1,000個に減り、赤血球(RBC:red blood cell)も血小板(PLT:platelet)も輸血するレベルまで減っているということで、今日は血小板を輸血される。輸血時は必ず先生がつなぎに来られるが、血小板輸血ではかゆくなったりしたらすぐに知らせて下さい、と声をかけられる。前回かゆい症状が出なくても次は出る時もあるそうだ。また、症状の出る人でひどい場合は全身にぶつぶつが出たりしてアレルギー様反応を示す為、すぐにそれを抑える注射をするそうだ。紫外線アレルギー(UV allergy)があり、肌も弱い方だが、この血小板輸血で今の所そういう症状が出ないので、助かった。

 今日は次姉が見舞いに来てくれたので、自宅へ行って母のパソコンを借りてきてもらう。私が4人部屋で隣りの人のいびきで眠れない話を覚えていてくれて耳栓をプレゼントしてくれた。4人部屋の眺めは素晴らしくよかった。今回の2人部屋(事実上一人で使わせてもらっている)は病棟の建物の狭間で眺めは空が少しと建物しか見えないが、気分的には少しリラックスできる。一人でいるので携帯電話を病室で使える様になったのが便利だった。

 夜、長姉に電話して、職場のボスに病気で緊急入院になってしまった事をどう伝えるかを相談した。姉はとりあえず電話で年休を告げ、詳細はメールでお知らせするという形でワンクッションおけ、とのアドヴァイスであった。その後、持ってきてもらったノートパソコンでボスへの報告メール下書き作成。何か残せる仕事はないか、ここで出来る仕事はないかと色々考えてしまう。

 今晩より、ミコシストカプセル[100mg](防カビ剤)の服用再開。

【血液検査結果】
WBC(白血球数)1,000 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 6.4 [g/dl]、PLT(血小板数)19,000 [/μl]. 
LDH 772 [IU/l]、CRP(炎症反応)0.1> [mg/dl]

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