2007-04-28

2006-04-20 (木) Aコース(1回目)24日目 

 指先のしびれ、いつも通り。頭痛(headache)は起きているとすぐに起こり始めたので、ロキソニン(Loxonin)を飲むが、しばらく頭痛が続いたので仮眠しているとおさまってきた。のどの痛みは殆んど無し。

 恒例の抗生剤(ペントシリンPentcillin、タゾシンTazocin)の点滴は、9時半・15時・21時にある。 抗菌剤のタゴシッド(Tagocid)200mgの点滴は午前10時半にある。ノイトロジン(Neutrogin;G-CSF)は昨日で終了している。

 バラバラに回診に来られる私の担当医に次々に質問してみた。

 成人急性リンパ性白血病(acute lymphocytic leukemia;ALL)にはL1、L2、L3とあるらしいが、自分はどれかを聞く。ある意味で分類しきれなかったのでどれでもないとKN先生から回答を得た。

 L1、L2、L3はFAB(※)が決めた分類で、今は余り意味がないとKB先生。この分類でいくとL3はL1・L2と全く性質の違うものなので別のものとして区別するが、L1とL2の区別には余り意味がないらしい。私の場合はL2にあたるだろう、との事。

 ALLの中でPh+(フィラデルフィア染色体陽性の略:Philadelphia chromosome positive)という不良因子があるが、私の場合はどうだったのかをTNB先生に聞いてみると陰性(negative)だったとの事。実は私の場合はPh染色体陽性ではないのかと疑っていた(心配していた)という。また、今日の頭痛も昨日、一昨日同様午前にロキソニンを一服飲んでしばらく寝て休んだら、午後は何とかロキソニンを飲まなくても我慢できた。この話をしたら、やはり、髄注(intrathecal injection、ルンバール)の影響なのだろう、その可能性が高いとTNB先生。「次回の髄注時は抜く液を少な目に、入れる液を多めにして調整してみましょう」との事。その話を聞いて、それなら更に髄注に使用する針も細いのにして下さい(以前この頭痛についてKB先生に聞いた話から)とお願いしたら、針の太さは余り関係ないのでは、といわれた。しかし、この難儀な頭痛はもうご免したいので、髄注前にもう一度改めて細い針でとお願いしてみようと思う。

※ FABとはFrench-American-Britishの頭文字を取ったもので、フランス・アメリカ・イギリスの専門家により提唱された急性白血病の分類の事。L1は芽球が小型で均一、小児に多い、L2は芽球が大型で不均一性、成人に多い、L3は芽球が大型で細胞質に空砲を有する細胞が多く、バーキッド型と言う。治療の見通しや治療法の選択に役立つ分類法だと先生から紹介された本(※※)には書いてある。

※※「増補改訂版-2」全国協議会ニュース臨時増刊号『白血病と言われたら――発症間もない患者さんとご家族のために――』発行:特定非営利活動法人 全国骨髄バンク推進連絡協議会、定価500円  http://www.marrow.or.jp/

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