2007-04-19

2006-04-16 (日) 味覚異常 

 ここの病院食はおいしくないものが多く、「化療後食」というのもまずい。4/4から化療後食となって、ご飯(めし)の量は230gから120gに減ったのは有り難かった。多分入院以降ずっとめしを半分以上残していたからだと思う。食欲は落ちていないがまずくてたまらない。化学療法(chemotherapy)の副作用(side effect)で味覚(gustatory sensation;taste sense)がおかしくなってしまう人は多い。しかし、いくら味覚がおかしくなってしまったからとはいえ、(申し訳ないが)ここの病院食はおいしくない。まずいと言うのは贅沢であろうか?

 ある日、栄養士のTさんという人が、病院食についてのアンケートを取りに来られた。「おいしくない」というのにはどうやら定評があるらしい。それ以外で私はもともと薄味の方なのだが、味がしない、塩分が足りなく感じる、と訴えてみると、化学療法を受けている人は皆そういう傾向があると聞かされた。塩分を感じる味覚もおかしくなっていると言われても、一応塩分は感じる。しかしどうしても物足りない。薄味の私が薄過ぎると感じる位、塩味が足りなく感じるのである。自分の舌が塩分に関してもおかしくなっているとは理解出来ないのだが、おかしくなっているのだろうか。

 もう1つ、ちょっと前になるが、お見舞いに来てくれた姉に何か欲しい食べ物は、と聞かれ、久しぶりにアイスクリームを食べてみたいと言ってみた。思えば、入院以降、病院食のみで殆んど間食もせずに過ごしてきている。私の病気は(血液の病気で入院している患者さん達は)カロリーについてはぜんぜん制限されていない様なので、確認は取っていないが、いくら間食しても良い様だ。4人部屋にいた時は皆結構おやつやお見舞いの差し入れ等を自由に食べていた。姉は治療時の白血球(WBC;white blood cell)が少ない時にも許可されているものの一つ、密閉された(シールされた)カップのHDアイスクリームを買ってきてくれたので一緒に食べた。しかし、あんなに大好物のアイスクリームの味がせず、おいしいとすら感じなかったのが少々ショックであった。味覚の破壊は相当ひどい様だと感じざるを得ない。

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