2007-04-23

2006-04-17 (月) 頭痛について

 「輸血(blood transfusion) (16-19時)したので頭痛(headache)は和らいだのではないか」とTNB先生に聞かれたが、痛み止めのロキソニン(Loxonin)を9時20分と17時30分に飲んでいたので良く分からない。それに今まで何回も輸血してきたが頭痛が軽減するという印象は無い。頭痛が輸血で軽くなる事があるのだろうか? それとも頭痛による聞き間違い?

 いつまで経っても治らない頭痛について改めてKB先生に聞いてみると、ルンバール(Lumbal:腰椎穿刺、髄注)が原因で髄液(脳脊髄液;cerebrospinal fluid)が漏れているからかもしれない、と言う。髄注(intrathecal injection)は腰椎(lumbar vertebrae)に針を刺して、髄液を抜き、抜いた分だけ抗癌剤(anti-tumor agent)を入れる治療だが、その時の針穴から髄液が体内へ漏れて圧(脳脊髄圧:cerebrospinal fluid pressure)が下がってしまう結果頭痛が起こる事もあるらしい(※)。その後先生は「女性だし針をもっと細いのにした方が……(ゴニョゴニョ)……」とつぶやいておられた。針が細い方が穿刺した時の穴もふさがりやすいだろうし、漏れ難いと想像出来るので私も『先生、次回は細い針にして下さい』と内心つぶやき返す。

※ 辞書で調べてみると、腰椎穿刺後頭痛(post-spinal headache、postdural-puncture headache、postlumber-puncture headache)と言うらしい。ルンバール等で脊髄を覆う脊髄硬膜を穿刺した後に発生する頭痛の事だそうだ。通常脳は脳脊髄液に浮いた状態なのだが、脳脊髄液が穿刺部位より漏れると脳脊髄圧が下がり、立ったり座ったりする事で脳が神経等を圧迫する事になって頭痛が発生し、横になる(寝る)と頭痛は消失するか軽くなるという。まるで今迄の自分の症状そのままではないかと驚く。太い穿刺針を使用するとこの頭痛の発生頻度が増えると書いてある。女医のKN先生が説明してくれたイメージが分かり易かった。それによると、「髄液が漏れて、脊髄から頭蓋骨内を満たしている髄液が減ってしまうと、髄液に浮いている状態の脳も下がって頭蓋骨などにカンカンコンコンとぶつかってしまうから頭痛も起こるやろうね」と。

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