2007-04-02

2006-03-31(金) Aコース(1回目)4日目

 今朝も雪が舞っていた。採血は通常、月・水・金とあるらしく今日も採られた。今日も各種点滴があるが、最初の3日間(エンドキサン)とは違う2種類の抗癌剤(アドリアシンとオンコビン)が投与される予定になっていた。蓄積毒性と便秘(constipation;obstipation)・手足のしびれの副作用、また脱毛が起こる抗癌剤(anti-tumor agent)だそうだ。今日は夜中にする点滴が無く、24時間点滴も今日で終了、その他の点滴も20時に終了したので、28日から始まったカテーテル(catheter)(管)につながれた生活から久々に解放された。

 昨日のルンバール時に起こった変な痛みは今日も数回起こったが、すぐに治まる。足のふくらはぎに青あざが新しく出現していたので、夜診察に来られたKB先生に聞いてみると血小板(PLT:platelet)の輸血(blood transfusion)が必要であろうと診断。入院初日に血小板の輸血をしたのにまた青あざが出来ると不安になる。

 血液検査結果では白血球数(WBC)が3,200個と、水曜日の10分の1に激減、TS先生は順調に抗癌剤が効いている証拠という。またLDHという値が1,790(標準値:129-241[IU/L])と非常に高かったので何なのか聞いてみた。LDH(lactate dehydrogenase;乳酸デヒドロゲナーゼ)は血清(serum)中に比べて、血球中には約200倍の活性があるので、溶血(hemolysis)が起こるとLDHが極端に上昇するらしい。先生曰く、(腫瘍)細胞が崩壊した時に高くなる事があるとの事で、これも予定通りだという。

 それから今日急遽、二人部屋へ移動する事になる。急に空いたのだという。二人部屋といっても私一人が入る事になったので事実上個室といえるが、トイレはついていない。荷物の移動と片づけで少々疲れたが、久々に独りになれる事が嬉しかった。但し、看護詰め所の真向かいにあるので、頻繁にナースコールが鳴るのが聞こえるので、安眠とまではいかなさそう。

【血液検査結果】
WBC(白血球数)3,200 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 7.1 [g/dl]、PLT(血小板数)39,000 [/μl]、好中球(Neutrophil) 32%、芽球(Blast) 32.0%、リンパ球(lymphocyte) 35.0%、CRP(炎症反応) 0.1[mg/dl]
GOT(AST) 57 [IU/L]、GPT(ALT) 22 [IU/L]、LDH 1,790 [IU/l]、γ-GTP 203 [IU/l]

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