2007-06-25

2006-06-07 (水) Aコース(2回目) 20日目 マルク

 血圧105-71、37.0℃。 外泊中よく動き続けたせいで、太ももにミが入って痛い。手足指先のしびれは昨日頃から更にきつく、じんじんする位である。

 明け方に便意をもよおし、トイレへ行くと、大量にあった。帰宅して食べ過ぎたか? 体重も増えている。今朝から化療後食に戻っていたが、朝食後もまたしっかり便通があり、さすがに肛門が少々痛み出したので、強力ポステリザン軟膏(Posterisan forte)でケアをしっかりしておく。午前中にマルク(Mark:骨髄穿刺;bone marrow puncture)があると聞いていたので、その前にシャワーを浴びる。

 白血球(WBC;white blood cell)はまだ多過ぎる位の17,400あり(私の標準値は2,800-9,000)、十分に次の治療に進めるのだが、日程調整の為、今週の土曜日からBコースを開始したいとTNB先生。外泊許可(exeat;overnight)を貰う。それにしても、もっと早く予定を教えてくれればもう少しまとめて外泊が出来たかもしれないのに、そうすれば神戸の部屋も一度覗きに行けたかもしれないのにと、非常に残念で、もどかしい。何が起こるか分からない病気になってしまったので、もう少し片付けておきたいし、また探し物、欲しいものもあったのだが。

 今日はTNB先生に依るマルクで、YM研修医は見学だった。麻酔(anesthesia)はちゃんと効いた感じだったのだが、今回の、刺されて抜かれる時の痛み、とてもきつかった。先生曰く、今回の様に非常に白血球が多い状態だと骨髄(bone marrow)中の白血球も多く、この場合マルクで抜く時、白血球数に比例して痛みが増すのではないか、と言われるのである。ほんまにそうかいな?? ハッキリ言って、思いっきり痛かった! 通常、施術後数時間で大きな絆創膏から小さな絆創膏に変えて貰えるのだが、今回はまだ出血していた為、更に1時間押さえる事になった。

 夕刻マルクの結果を教えて貰った。フローサイトメトリー(flow cytometry)で白血病細胞(leukemia cell)は、今回は0%(見当たらなかった)という。やったぁ! と思わず声が出てしまった。先生の説明によると、非常に抗癌剤(anti-tumor agent)が良く効いているとの事。但し、私の場合、急性リンパ性白血病(acute lymphocytic leukemia;ALL)という性格上、白血病細胞が脳に出現してしまう事があるのを少し恐れている、との事。こちらのチェックはルンバール(髄注:intrathecal injection)時の髄液(脳脊髄液;cerebrospinal fluid)で検査しているそうだ。あんまり単純に喜んでばかりもいられないのか? 

【血液検査結果】6/07 WBC(白血球数) 17,400 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 7.8 [g/dl]、PLT(血小板数) 147,000 [/μl]、網赤血球数(reticulocyte) 17.9 [プロミレン]、好中球数14,094[個]

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