2007-06-21

2006-06-02 (金) 納得したくない研修医制度

 KN研修医は6/4(日)で担当を終え、来週月曜日からはYM先生(研修2年目の女医)が新しく私の担当に付くという。前回(5/26)、KN先生に次も研修医がくるのかどうかを聞くと、今年は5人程の研修医で多分、誰も付かないだろう、といった事をKN先生は言っておられたのに。。。

 私は、新しく研修医が付く件と、またマルク(骨髄穿刺;bone marrow puncture)やルンバール(髄注:intrathecal injection)等、慣れた人にして貰いたいのに、新しい研修医にして貰わなければならなくなる事への不満・不安を、ついKN先生に伝える。KN先生は前の病院でマルク等の経験は既にあったそうだ。「次の研修医の先生も経験はあると思うのだが、確かめておいてみる」と言ってくれた。経験はあるに越した事は無いのだが、今の私には慰めにもならない。ただ、私を安心させ様としてくれているのはわかった。

 どんなお医者さんでも、経験を積まなければ手技も上達しないのは分かる。でもたった2ヶ月で、恐らく手技や治療についても慣れ始めた位の頃で次の科へ移るとは、納得いかないし、納得したくない! 患者にとっては、また初心者の先生に変わってしまうという事になるではないか? 色んな経験をする為に多くの科をまわって修業しているのだと判ってはいるのだが、解かってはいるのだが、施術を受ける側としては、とても怖くて辛い。患者は研修医を選べない!! 最近は余り考えなくなっていたのだが、研修医の件に限らず、入院してしばらく頭から離れなかった言葉がある。『またモルだよ。モルにされるよーー・・・』

 夜回診に来られたTNB先生の口からも、来週から新しい研修医が付くという話をされた。私が、今後も2ヵ月毎に新しい研修医が来るのかと訊くと、大学病院の性格上、ご協力を願うしかない、と今後も何人か研修医が変わっていくという事を暗に示された。指導はTNB先生がするし、無理な人にはルンバールやマルク等はさせないのでご協力を、という事であった。頭ではわかっている、実技(練習)をしなければやり方もわからないし、上達もしないだろうという事は。。。 患者は術者を選びたくても選べない。。。

参照:『2006-05-26 (金) 中間医と研修医

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