2007-06-07

2006-05-22 (月) Aコース(2回目) 04日目 

 血圧109-66、脈拍58、36.2℃。指先のしびれと腰痛(lumbago;backache)、ごく少々。うがい時など頭を大きく動かすと今日も頭痛(headache)が起こる。喉奥の違和感強まり、何となくムカつく感じ。今日は便通(bowel movement)が無かった。その他、肋間神経痛(intercostal neuralgia)様の痛みが続く。これは一番初めにルンバール(Lumbal:腰椎穿刺)を受けた直後に起こった(私特有と言われた)痛みに似ており、右胸から食道(気管?)に沿ってしばらく続き、数回にわたって繰り返し起こった。

 採血結果は、白血球(WBC;white blood cell)が金曜の3,000から7,200と非常に上がっていたので、「すごい!自力で更に上がった!」と喜んだら、先生曰く、ステロイド(steroid)のデカドロン(Decadron)の影響でしょう、とアッサリ否定。ヘモグロビン(hemoglobin;HGB)は若干減ったが、網赤血球数(reticulocyte)が16.1と増加しているので、赤血球(RBC:red blood cell)の方はまだ自力で増える可能性を示しているとの事で、こちらの増加にステロイドは関係ないそうだ。血小板(PLT:platelet)も増加し、炎症(inflammation)反応をみるCRP値はようやく陰性になった。

 まだ白血球は減っていないだろう事から、ナースに頼んで24時間持続点滴(ウロミテキサン)をちょっとだけ止めて貰い、9時半から10時までシャワーを浴びた後に再開し、液が無くなるまで点滴を続け、これで終了となる。

 今日はHyper CVAD(Aコース)4日目で、11時半に吐き気止めのカイトリル(Kytril)の静注(intravenous injection)後、抗癌剤(anti-tumor agent)のオンコビン(Oncovin)の静注、オレンジ色のいかにも抗癌剤といった感じのアドリアシン(Adriacin)の点滴1時間があり、12時からデカドロン1時間、13時からソルデム・メイロン(Soldem・Meylon) 5時間点滴があった。これでAコース前半の点滴プログラムがほぼ終了した。

 看護師長さんがこの前に続いて、個室に本当に入りたい意思があるのかどうかを確認に来られる。入院当初から希望し、機会あるごとにお願いしていたのだが、どうやら今週か来週あたり個室が空くらしい。

 家族と旅行に行っても眠る時は個室という事が多く、普段から同室に何人もいる様な環境で寝た事が殆んどなかったので、4人部屋は慣れず、入院当初から個室を強く希望していた。何より、先生方は患者の個人情報を守る為とか言って、隣のベッドにいる人の病名すら教えてくれはしないのに、日々の回診時に「体調はどうか、お尻の具合はどうか」に始まって色々聞かれるので、人に訊かれたくない様な事まで答えなければならす、プライバシーが無いに等しい矛盾した状況にある。更に、ちょっと質問しづらい内容の事は、先生に訊けずに諦めてしまう事もある。もっとプライバシーが欲しいと切に思う様になっていた。

 それに加え、最近また肛門(anus)の具合が悪く(どうやら傷が付いたらしい)、炎症を起こしたまま白血球が減少してしまった場合、最初の治療時の記憶から行くと、肛門が泣きそうな程、痛くなる (まさに腫れ物に触る状況で、ほんの少し触れるだけでも気が遠くなるほど痛くなった) ので、ウォッシュレットで洗浄等をするのに、共同トイレではなく、個室専用のトイレで気兼ねなくゆっくり丁寧に予防なり手当てをしたいと願っていた。

 改めて個室希望を伝えると、夜になって師長さんが再度来られ、個室が明日空く(この4人部屋に入院する人も決まっているらしい)ので午前中に移動して下さい、と連絡に来られた。早速母へ、念願の個室に移れる事を電話で報告すると、我が事の様にとても喜んでくれ、その後『これで回復も ぐっと早まったことでしよう、バンザイ!』と応援メールまで送って来てくれた。長姉は私が個室に移る事を、もっと共同部屋で勉強する事もあるだろうと、余り賛同してくれていなかったので、わざわざ連絡するのは止めにした。母は若い頃から何回か入院を経験して来た事もあり、最大の理解者である。

【血液検査結果】5/22
WBC(白血球数) 7,200 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 8.2 [g/dl]、PLT(血小板数) 317,000 [/μl]、網赤血球数(reticulocyte) 16.1 [プロミレン]、CRP(炎症反応) 0.1 [mg/dl]、好中球数6,696[個]

0 件のコメント:

コメントを投稿