2007-06-02

2006-05-17 (水) Bコース(1回目)23日目 マルク 寛解

 血圧91-58、脈拍55、36.8℃。今日も月経(menstruation;menses)血があった??今回はいつまで経ってもなかなか終わらず、ごく少量だが経血が続く。やはり抗癌剤(anti-tumor agent)等で普通の体とは違ってしまっているのかもしれない。

 今日はマルク(Mark:骨髄穿刺;bone marrow puncture)があるので、その前にシャワーを浴びておく。シャワーの許可が出ている間は眼一杯シャワーを使って垢を落としておこうと思う。

 10時半よりKN先生によるマルクがTNB先生立ち会いの下、行なわれたが、今回は非常に痛かった。『表面の麻酔(anesthesia)』は効いたが、『骨側の麻酔』が効いていなかったのではと思える感じ。針が刺されて骨髄液(bone marrow aspirate)が抜かれている間中、気持ち悪く辛かった。これからマルクは各治療コースを始める前に毎回行なわれる事になるのだが、今日は寛解(remission)宣言をして貰えるかどうかの緊張の検査でもある。

 恒例の嫌な儀式(マルク)を終え、夕刻TNB先生から結果説明があった。結果はフローサイトメトリー(flow cytometry)という検査では悪い細胞は0.01%(1万分の1個)レベルになったという。抗癌剤(anti-tumor agent)はよく効いているとの事で、ようやく寛解宣言をして貰う。血液の結果は、HGB(hemoglobin;ヘモグロビン)の上がりは悪いがPLT(platelet:血小板)も増えているし、網赤血球数(reticulocyte)が1.2のまま伸び悩んでいるが、単球(Monocyte)が34%と増えている事から、WBC(white blood cell;白血球)ももっと増えると思われるので、金曜日から次の地固め療法(Aコース)に移る事にしたと言われ、予定表を貰った。Aコースは入院時、最初に受けた治療と同じで、それが終わればまたBコースになり、A&Bコースを合計4回(Totalで8コース)こなさなければならない。今でようやく治療の4分の1が終わった事になる。

 金曜から治療開始ともう少し早く知っていれば、今日も外泊出来る所だったのだが、許可を取り損ねてしまったので、明日外出許可願いを出してみた。夕食後は親姉妹やYちゃん宛に寛解の報告メールを作成。やっと大きな関門を1つクリアした気分である。少し 嬉しい。

※追記:後に知った事だが、先生方としては、本当はフローサイトメトリーで0個のレベルまで白血病細胞(leukemia cell)を叩きたかったらしい。更に言うならば、最初のAコースでそれを願っていたらしい。そうなる患者の方が、予後(prognosis;consequence)が良いからだそうだが、この時の私はそこまで詳しくは知らなかったので、予定通りに先生の言われていた分子レベルでの寛解になった、成績優秀であると単純に喜んでいた。

【血液検査結果】5/17
WBC(白血球数) 2,700 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 8.4 [g/dl]、PLT(血小板数) 125,000 [/μl]、網赤血球数(reticulocyte) 1.2 [プロミレン]、好中球(Neutrophil) 52.0%、リンパ球 12.0%、単球(Monocyte) 34.0%
GOT 15 [IU/l]、GPT19 [IU/l]、LDH 182 [IU/l]、γ-GTP 90 [IU/l]、CRP(炎症反応) 0.9 [mg/dl] 、好中球数1404[個]

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