2007-06-04

2006-05-19 (金) Aコース(2回目)開始 01日目 MTXのルンバール

 今日からHyper CVAD (Aコース)の2回目の治療開始である。

 指先しびれ、腰痛(lumbago;backache)少々。少し血便(bloody stool)が出る。肛門(anus)の入り口あたりが切れているのか便に鮮血が付いてくるので、ポステリザン軟膏(Posterisan)でケアをしておく。悩んでいるのが月経(menstruation;menses)である。5月6日に始まり、通常より経血量(menstrual blood loss)が多くて戸惑っていたら、高熱を発した時一旦止まり、2日後再開したまでは良かったが、いつまで経っても極微量ながら月経血?が続くのである。KB先生に相談してみると、「『婦人科』で診て貰いますか?」と言われた。『婦人科』など行った事が無いし、何だが嫌なのでしばらく我慢して様子を見る事にする。

 採血結果、白血球(WBC;white blood cell) 3,000と水曜日より更に自力で増えていた。血小板(PLT:platelet)も倍近く増え、これで先生が言われていた次の治療に移る目安(WBC 2,500~3,000以上、血小板8~10万以上)は十二分にクリアしたと思え、少し安心感がある。

 Aコースは11時から開始予定なので、またしばらく使えなくなるシャワーを浴びて、治療の点滴をベッドに座って待っていたのだが、何故か開始が遅れ、待っている緊張の余りまた疲れてしまい、ベッドに横になって待つ事にした。昼前ようやくTNB先生とKN先生が点滴等を持って来られた。先ず、2本あるIVHカテーテル (intravenous hyperalimentation catheter、中心静脈カテーテル)の1つを側管付きのカテーテルに変えられてから、カイトリル(Kytril)の吐き気止めを静注(intravenous injection)され、次いでステロイド(steroid)のデカドロン(Decadron)1時間、抗癌剤(anti-tumor agent)のエンドキサン(endoxan;cyclophosphamide)1時間と、エンドキサンの解毒剤(antidote)であるウロミテキサン(Uromitexan)の24時間持続点滴の計3つに繋がれた(いずれも11時開始予定のもの)。いよいよAコース2回目が開始された。13時過ぎに1時間点滴が終了すると、ソルデム・メイロン(Soldem・Meylon)の5時間点滴に繋ぎ変えられた(これは12時開始予定のもの)。

 また今日から尿回数チェックを主な点滴が終わる24日頃迄続ける事になる。蓄尿、及び計尿は、今回はしなくて良い。実は、初日にある一日分の蓄尿は特にその成分を検査する為にある訳ではなく、どちらかと言うと一日の尿量(urine volume)が知りたい(十分量出ているかどうか)だけの事だと知り、また、毎回カップに採っておおよその量を記録する計尿も抗癌剤等の点滴によって尿の出が悪くなる人もいるので、それを知る為だけのもの(尿量が少なくなった場合、腎機能(renal function)悪化を想定してすぐに対処出来る様にしている)と知り、「尿回数は記録します、もし尿の出が悪くなれば報告しますので、この余りにストレス(stress)の多い蓄尿と計尿は止めにして下さい」と懇願した結果、お許しが出たのだ。日頃、私が治療予定表もしっかり見てチェックしているし、色々な記録も細々と付けている事から許可されたみたいだった。しかし、何事も言ってみるものだ。

 髄注(intrathecal injection、ルンバール)は、前回のAコースの時は3日目と9日目にあったのだが、今回は初日(金曜日)と7日目(木曜日)にルンバールの予定となっている。ルンバールの実施日が違っても良いのかとKN先生に聞くと、ナースの多い平日に行ないたかったというのと、第1日目と7日目でも、第3日目と9日目に行なってもルンバールの場合は治療プログラムに影響が無いのだそうだ。今日はメソトレキセート(MTX:Methotrexate)のルンバールで、午後14時半よりTNB先生の立ち会いの下、KN先生によって病室のベッド上で行なわれた。今回のルンバールも水曜日のマルク(骨髄穿刺;bone marrow puncture)同様、麻酔(anesthesia)の効きが悪かったのか、背中に針を挿された痛みをずっと感じ、気持ち悪く、涙が出た。また、ルンバール直後、いつもの指のしびれ(numbness)が全体にきつくなった様に感じた。施術後、頭痛(headache)防止の仰向け安静を長めにとっていたが、夜、立った状態でくしゃみ(sneezing)が出たら、ガン!と頭痛がし、その後も少々頭痛が続く。 

 21時に再度吐き気止めのカイトリルの静注後、抗癌剤のエンドキサンの点滴が1時間あって、24時間持続点滴以外の本日の点滴は終了する。明日、明後日とルンバールを除く全く同じ点滴が繰り返される。

【血液検査結果】5/19
WBC(白血球数) 3,000 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 8.9 [g/dl]、PLT(血小板数) 223,000 [/μl]、網赤血球数(reticulocyte) 3.7 [プロミレン]、好中球(Neutrophil) 43.0%、リンパ球 12.0%、単球(Monocyte) 43.0%GOT 21 [IU/l]、GPT 23 [IU/l]、LDH 210 [IU/l]、γ-GTP 101 [IU/l]、CRP(炎症反応) 0.5 [mg/dl] 、好中球数1,290[個]

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