2007-05-02

2006-04-22 (土) Aコース(1回目)26日目 初めての外泊

 のど痛殆んど無いが、少し乾く感じ。指先少々しびれている。今日も隣の人の寝息が気になって殆んど眠れず。首・肩の凝り少々。

 9時、次姉がわざわざ隣県から迎えに来てくれたので、すぐにCVカテーテル(中心静脈カテーテル:central vein catheter)にカテーテル内の凝固(coagulation)防止であるヘパリン(heparin)を通して貰い、昨日のマルク(Mark:骨髄穿刺;bone marrow puncture)痕の絆創膏を小さいものに替えて貰ってから病院を出る。

 次姉に頼みY字型になって市中を流れている川の西側上流を神社まで新緑ドライブして貰う。この道の新緑が昔から大好きな光景である。まだまだ病気に不安があるせいか、新緑の美しさが眼に沁み涙が溢れる。神社内の遅咲きの枝垂れ桜が美しかったが、感染(infection)に注意(動物、生もの、植物も不用意に触らない様に)と言われているので遠くから眺めるのみにする。

 11時頃我が家へ帰宅。偶然であるが母に会いに来る客(私もよく知った人ばかり)の多い日であった為、図らずも色んな人に会って挨拶をしたりした。母から私の病名を聞いて驚きを隠せないお客さん達は、母のヘルパーHさんに編んで貰ったショウちゃん帽を目深にかぶり、家の中でも感染予防にとマスク(mask)をしている私にどんな顔をして目を合わせればいいのか躊躇しているのが見て取れた。母は意外に元気そうだと、私を見て喜んでくれた。

 午後は、もうすぐ来る夏に備えてポケット付Yシャツや使えそうな夏服を引きずり出す。洗濯等もする。その他荷物や書類の整理をしたり、雑用をしたり。。。それから昔母が使っていたカツラ(wig)を見つけ出し、試着してみる。以前の自分の髪型に近いカツラが1つあったので母に見せたりする。こんな傍から見ればどうでもいい様な事がしたかった。

 約2週間ぶりに手足の爪切りをする。両手も親指付け根に見える白い半月状の爪半月(lunula)は、4/15消えかかっていて驚いたが、治療が一段落した今は色を少し取り戻して白くなってきている。見えなくなっていた両手人差し指と中指の付け根の爪半月も少しだけ見えてきている。きっと火曜からの治療でまた消えてしまうのだろう。ロキソニン(Loxonin)は午後と夜の2回飲む。

 夕刻から久しぶりに母と酒盛りをして、ワインはワインの味がせずおいしく感じないとかビールはおいしいとかの味覚異常の話や、四方山話をして過ごす。私が入院してから母は頑張らねばと、元気にならねばと言っていると長姉より聞かされていたが、四肢の具合は入院前と変わらず不調で辛そうであった。しかし、無理してなのか頑張って起きて私とのおしゃべりに付き合ってくれた。

 夜はインターネット検索等をしてくつろいでいると、猫のタマが甘えて擦り寄ってきてくれる。撫で撫でしたい気持ちは一杯だが、ペットはまだ禁止と先生から言われているので、出来るだけ触れない様に気をつける。そんなこんな好きな事を少しだけして、懐かしの我が家のふかふか柔らかベッドで床に就く。ささやかな幸せである。これで胸から管さえ出ていなければもっと幸せなのだが。。。

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