2007-05-10

2006-04-27 (木) Bコース(1回目)3日目 

 朝一番の血圧(blood pressure)は87-54、脈拍(pulse)は68、体温36.9℃。指先のしびれは昨日のルンバール(Lumbal:腰椎穿刺)以降、第一関節まで広がっており、気のせいか足の指先もしびれた感じがする。頭痛(headache)は目下無いが、咳(cough)が時々出ると頭痛がする。喉に少し違和感があり痛い。少し赤くなっているそうだ。咽頭スワブ(throat swab)は違和感を感じる右側を中心に取って貰う。本日も1日尿回数チェックと尿量毎回計測をしなければならない。それとは別に検尿が、細菌検査と一般検査(テイセイ・チンサ) の2種あった。

 便通(bowel movement)時、チリ紙に少々血が付く。また肛門(anus)に傷を付けてしまったのではないかと恐れる。前回の経験で行くと、傷がしっかり治らないまま白血球(WBC;white blood cell)数が下がると、肛門が非常に痛くてたまらなくなるからだ。もう治療が始まっているので、早く治る事をひたすら祈るのみである。

 本日から3日間(4/27-4/29)は、結膜炎(conjunctivitis)予防(キロサイドの副作用予防)の目薬フルメトロン点眼(Flumetholon)を1日4回する。以前、目を怪我して上皮糜爛(びらん;erosion:侵蝕,ただれ)が起こって以来、KF医大へ通院して治療を続けているが、この目薬はそこで処方して貰っていた(0.1%)のと同じで、パーセントだけが0.02%と違っていた。単なる対症療法的な目薬かと思っていたのだが、ステロイド(steroid)入りらしく、この目薬を差さないと今回のキロサイド(Ara-C:Cylocide)の影響で目が真っ赤になってしまうらしい。

 検尿のpH検査は1日3回で、9-12時分はpH7.0、12-16時分はpH7.5、16-22時分はpH6.5であった。酸性(pH7.0以下)ならばメイロンを追加するという事で、12時にKN先生が追加のメイロン1A・生食20ccを静注(静脈内投与;静脈内注射:intravenous injection)、20時にはナースがメイロン1A・生食50ccを全開で点滴して行った。通常尿はpH 5~6の酸性(acid)であるのだが、メイロンでアルカリ性(alkaline)にしてメソトレキセートを早く体外へ排出され易くする様にしており、今回の治療中はpH 8.0以上が理想だという。その為、尿が酸性の場合は水分を大量に取ってメソトレキセート濃度を薄めるとかメイロンの追加をする事になっているそうだ。ちなみに中性(neutral)はおおむねpH 7である。

 12時に採血があり、48時間経った血中メソトレキセート(MTX:Methotrexate)濃度は 0.06<1μM/Lでクリア。こちらは薬剤追加をしなくて済む。

 Bコース3日目の今日は、6回点滴、3回静注、点滴は深夜までかかる。先ず、10時にステロイドのソル・メドロール(Solu-medrol)の点滴(30分)と吐き気止めのカイトリル(Kytril) 1Aの静注がある。静注といってもCVカテーテル(中心静脈カテーテル:central vein catheter)の側管に注射器(syringe)を直接つなげて薬液を流し込むので、腕に針を刺されることはない。次いで11時に抗癌剤(anti-tumor agent)のキロサイドを3時間かけて点滴する。12時には24時間持続点滴(ソルデム・メイロン(Soldem・Meylon))の交換、およびロイコボリン(leucovorin)の静注。16時に再度ソル・メドロールの点滴30分。18時から6時間おきに(4/29の朝6時まで)ロイコボリン5A・生食50mlを全開で点滴というのが始まる(本日深夜0時にもある)。そして21時半にカイトリル静注とキロサイドの3時間点滴を始める。午後は疲れて殆んど、うとうとして過ごす。夜中は、治療とは関係なくナースの巡回があるし、自分を含め同室の人がトイレに行く時の扉の開け閉めで目が醒めてしまい、よく眠れない。明日もほぼ同じ事が繰り返される。

 ずっとバラバラで回診に来られる3人の先生団を不思議に感じていて、今日直接聞いて確かめてみると、やはり若い女医のKN先生は研修医であった。という事は、主治医は一番年長のKB先生、もっぱら私の治療を詳しくみて担当してくれているTNB先生は担当医とでも呼ぶのだろうか? TNB先生は研修医のKN先生の指導もしている様だ。大学病院という所はなんだかややこしい?

 母より、初の携帯メールが届く。凄い! とっても嬉しい。話によると猛練習しているとか。体が自由にいう事をきかなくなってきて、家の1階にあるコンピューターまで行けなくなり、ノートパソコンを購入して自室で打てる様にしていた母が、最近は体力的にノートパソコンを開くのさえもしんどい日が多くなってきていると言う。エッセーを打つのはパソコンの方が楽だろうが、メールだけのためにパソコンを開くのはひどく疲れると聞いているので、携帯メールは慣れればとても便利なものだと思う。母ももっと良くなって欲しいと祈る。早速返信する♪

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