2007-05-16

2006-05-01 (月) Bコース(1回目)07日目 キロサイドのルンバール

 血圧96-63、脈拍66、36.8℃。指先しびれ、腰だるい。体もだるい。少し食欲減退気味か?鼻をかむと少々出血する。右耳がまたおかしい(ボォーっとする)。今朝も朝一番に筋力回復のつもりで、ベッド上で軽く運動をしてみる。

 今日は夕食より加熱食となった。大きな違いは、ご飯やおかず全ての食器にラップがかけられている事である。これは空中に浮遊している菌を防ぐ意味もあるらしい。

 ずっと点滴の管に繋がれた生活だったが、昨日の午後に全ての点滴が終わったので、シャワーの予約をナースにお願いしてみる。これから白血球(WBC;white blood cell)が下がったらシャワーも禁止となるから、ダメもとで今日あたりが最後のチャンスかなと思って聞いてみたらOKが出た。やっぱりシャワーは気持ちがいい。ホットタオルだけではなかなか気持ちよくならないし、4人部屋でカーテンを仕切って体を拭くというのも、周りが気になって落ち着いて拭いていられない。前回抜けきらずに残っていた毛がシャンプーでよく抜ける。Bコースの影響での脱毛が始まったのかもしれない。

 血液検査の結果は、先週KB先生が言っておられた通り、白血球数は500にまで激減していたので驚いた。好中球(Neutrophil)も64%となった。この結果が先に分かっていたら、今朝のシャワーは禁止だったかもしれない。うまい事浴びられて、とにもかくにも良かった、良かった。明日より白血球を増やす注射ノイトロジン(Neutrogin;G-CSF)を始める事になった。

 今回Bコース治療プログラム最後の過程であるキロサイド(Ara-C:Cylocide)のルンバール(Lumbal:腰椎穿刺)は14時からTNB先生立ち会いの下、KN先生によって行なわれた。横向きに丸くなって背中から針を刺され、髄液(脳脊髄液;cerebrospinal fluid)を抜いて抗癌剤(anti-tumor agent)を注入するという、非常に嫌な施術なのだが、治療に必要不可欠なもので、治る為には頑張って我慢するのみ。また前回(4月26日)から針を細いのにして貰った為か、髄液を採るのにひどく時間がかかるのも辛かった。しかし、その甲斐あってか頭痛(headache)がほぼ解消したのは嬉しかった。本当にあの何もする事が出来ない程の頭痛には、ずいぶんと悩まされたので、この方法で頭痛が起こり難くなるのならここで少し位は、我慢のし甲斐があるといえる。またそれとは別に、施術後すぐに動き回ったり、安静にせず起きた状態(頭を上げた状態)にしていると頭痛になると言われているので、今日も言われたより更に1時間余分の2時間安静に寝て過ごす。夕食後、TNB先生来られて、今日採取した髄液はきれいだった(悪い細胞はいなかった)と教えてくれる。髄液だけは、ずっとクリアな状態みたいなので、安心する。何せ、背中の髄液は脳にも繋がっているのだから、ここに悪い細胞がいるとなると脳も危険という事になるから、想像するだにそれだけは避けたいものだ。

 このところ、何が原因かよく分からないが、携帯メールが届いたり届かなかったりする。夜、母より携帯からのテストを兼ねた励ましメール届く。私も母に、明日は家の藤の花を見物してねと返信する。

 それにしても、今日は暑かった。夜ナースにアイス・ノンをお願いし、抱いて寝る。

【血液検査結果】5/01
WBC(白血球数)500 [/μl]、HGB(ヘモグロビン) 9.4 [g/dl]、PLT(血小板数)151,000 [/μl]、網赤血球数(reticulocyte) 2.3[プロミレン]、好中球(Neutrophil) 64.0%、リンパ球 32.0%、好酸球(Eosinophil) 2.0%
GOT33 [IU/l]、GPT 51[IU/l]、LDH 225[IU/l]、γ-GTP 165[IU/l]、クレアチニンキナーゼ(CK) 20[IU/l]、CRP(炎症反応) 0.3[mg/dl]、好中球数320[個]

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