2007-05-01

2006-04-21 (金) Bコース使用薬剤の説明 

 夜、TNB先生より、次のBコース予定表とその内容の説明を受ける。使用する薬剤の量は私の身長[cm]、体重[kg]から体表面積[sqm]を割り出して計算されるらしい。

 以下に、使用する薬の説明内容等と更に自分で調べた内容の簡単な箇条書き。

・ メソトレキセート(MTX:Methotrexate)……葉酸代謝拮抗薬(folate metabolism antagonist)、抗葉酸(antifolate)。
 ★今回注意する副作用として腎不全(renal insufficiency、腎機能不全;renal failure)、口内炎(stomatitis)、肝障害(hepatopathy)、肺炎(pneumonia)、粘膜障害に注意が必要。

・ キロサイド(Ara-C:Cylocide)……急性骨髄性白血病の中心的薬剤。
 ★中枢神経毒。大量投与時に、小脳失調(cerebellar ataxia)の恐れあり。その他、副作用に下痢(diarrhea)、アレルギー(allergy)( 発熱(pyrexia、fever)、発疹(exanthema;eruption))、心不全(cardiac failure;heart failure)、結膜炎(conjunctivitis)、脱毛(alopecia)。

・ ロイコボリン(leucovorin)……MTXの解毒剤antidote (中和剤neutralization)。ホリン酸、ホリニン酸。巨大赤芽球性貧血(悪性貧血:pernicious anemia;PA)の治療にも用いられる。

・ ソル・メドロール(Solu-medrol)……ステロイド(steroid)。プレドニンより強く、約1.25倍の強さ。

・ プレドニン(Predonine)……ステロイド。ソル・メドロールより弱い。

・ カイトリル(kytril)……吐き気止め。

・ メイロン(Meylon)……尿をアルカリ化する。MTXを体外へ排出し易くする。

・ ダイアモックス(Diamox)……一般利尿剤。

・ 血中MTX濃度……採血をして、MTXの濃度を調べ、その血中濃度によってMTXの解毒剤であるロイコボリンの投与量を調整する。

・ フルメトロン点眼(Flumetholon)……キロサイドの予防。

・ ソルデム(Soldem)3A……水分

※ブログ『2006-04-25 (火) Bコース(1回目)1日目 Bコース(HDMTX/AraC)治療始まる』も参照の事。

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