2007-05-07

2006-04-25 (火) Bコース(1回目)1日目 Bコース(HDMTX/AraC)治療始まる

 指先しびれ少々と、朝食後から頭痛(headache)始まるが、今日から治療が始まるので、ロキソニン(Loxonin)は飲まないで我慢する事にする。今朝は久々に腰痛(lumbago;backache)も少しある。少々辛い。また、病院側の要望で全入院患者対象に緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の検査として検便(fecal examination、scatoscopy)と朝一番の咽頭スワブ(throat swab)がある。今日で丁度入院30日目になる。

 何故か急に立ち眩みする事、一回。IVHコネクター(intravenous hyperalimentation connector)交換がある。前回は4/11で、これは2週間に1回交換するそうだ。また、1日微熱(low grade fever;subfever)が続く(朝37℃→9時半37.4℃→10時半37.7℃→14時半37.5℃)。

 化学療法(chemotherapy)のBコースが始まる。頂いた予定表ではHDMTX/AraCと書いてある。恐らくHigh dose MTX(メソトレキセート:Methotrexate) & AraC(キロサイド:Cylocide)の略だと思われる。メソトレキセートとキロサイドの大量投与療法という事か。

 先生からの説明追加事項や諸注意事項をまとめると以下の様になる。
・ 本日から治療開始に付き、毎日体重測定する事になる(今迄は月・水・金)。体重が急に増える兆候が現われれば、尿が正常に排泄されていない、ひいては腎臓(renal;kidney)に負担がかかっていないかを疑う材料になるそうだ。

・ 排尿(micturition)・排便(defecation;evacuation)回数チェックと毎回排尿量を計測して記録する表をナースから渡され、5/1まで記録してと言われる。尿が十分量出ているかどうかをチェックする為に必要な事とは分かるが、点滴の管につながれ、キャスター付き点滴棒(イルリガートルIrrigator台)を転がしながら共同トイレに行き、採尿カップを取ってからトイレに入り、採尿して量を測り、尿を捨ててトイレを出て採尿カップを洗うという、非常なストレス(stress)を前回のAコースで味わっている為、治療表を見て必要最小限の日数を考えてから、先生に訴えて、4/30迄で終了してよい事にして貰った。

・ 初日の今日は水分を特に多くとって、出来るだけ尿をたくさん出す様にと注意されている。これは抗癌剤(anti-tumor agent)の副作用で腎臓に負担がかかる為で、せっせと尿として排出した方が良い、という事らしい。

・ 今夕より検尿でのpH検査がある。明日からは1日3回(9-12時、12-16時、16-22時の間の、それぞれ任意の一回の)尿のpHを3日間(4/28まで) 測定する。酸性(acid)ならばメイロン(Meylon)が追加される。

・ 大量投与するメソトレキセートの血中濃度を測定する為、明日から3日間昼の12時に採血を行なう。もし血中濃度が高い場合は、メソトレキセートの解毒剤(antidote)にあたるロイコボリン(leucovorin)の投与量を変える必要があるそうである。

・ Bコース3日目から3日間(4/27-4/29)は、結膜炎(conjunctivitis)予防の点眼剤(eye wash;ophthalmic wash;eye drops、目薬)を1日4回する。

2006-04-21 (金) Bコース使用薬剤の説明 も要参照。

 Bコースの治療は、先ず尿をアルカリ化(alkalization)するという点滴(ソルデム(Soldem)&メイロン(Meylon))が約3時間かけて始まり、これが終了すると同じ種類を濃度と投与速度を変えて24時間持続点滴(4/30日まで)として繋ぎかえられた。

 抗癌剤の前にステロイド(steroid)のソル・メドロール(Solu-medrol)30分、吐き気止めカイトリル(Kytril)30分の点滴があり、正午から先ず高濃度の抗癌剤のメソトレキセートを2時間かけて点滴し、次に濃度と投与速度を変えて約1日かけた点滴につながれた。この濃度は私の身長・体重から体表面積を計算して算出しているそうだ。

 夕刻に利尿剤のダイアモックス(Diamox)10分、今朝と同じソル・メドロール30分、夜にもう1度ダイアモックス10分、就寝時刻前にカイトリル30分の点滴があった。

 という訳で、今日は計10の点滴があった(内2つは継続中)。尿計測が大変面倒である。それ以外は疲れて寝て過ごす。母携帯メールを使い始めたという。そのうち私にも携帯からメールが届くかと思うと、とても楽しみである。

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