2007-05-20

2006-05-04 (木・祝) Bコース(1回目)10日目 

 昨夜22時半に寝るが、例によって0時のナースの見回りで目が覚めるし、夜半同室のISさんが発熱(pyrexia、fever)してしまった様で、緊急採血とか点滴とかで俄かに騒がしくなり、余り良く眠れなかった。ISさんは、私とは病名は違うが、似た様な治療(点滴の内容が少し違う様だ)を受けていて、慣れぬ治療などに戸惑っていた私に色々入院治療の心得など教えて貰って下さる先輩患者さんだ。とても参考にさせて貰っている。この様に急な発熱でしんどそうにされていると、心配だし、とても不安になってしまう。幸い数時間で症状が和らいだ様で良かった。

 今朝は、血圧106-64、脈拍64、36.8℃。指先しびれ少々、のどの痛みは無い。午後に赤血球(RBC:red blood cell)の輸血(blood transfusion)と15時に3回目のノイトロジン(Neutrogin;G-CSF)の注射があった。また、食欲は戻ってきた様で、夜はお茶漬けのりでご飯をサラサラと流し込め、完食出来た。爪楊枝で失敗して歯ぐき(歯肉:gum;gingivae)を傷つけ、出血してしまったので、炎症(inflammation)を起こさない様にイソジン(Isodine)のうがい(gargle)をしっかりとしておく。

 腰は少々痛いが、4/30から始めた朝一番のベッドでの体操(自己流)、今日は更に2つ程加えて4種類やってみる事にする。そのうちの1つは昨日退院されたKBさんが教えてくれたものである。彼女は骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)を受けた後ずっと無菌室(clean room)にいたのと長期に渡る入院の為、筋力が落ちて、普通に歩くのも大変だったそうだ。それで4人部屋へ戻られてから退院までの間、筋力回復を兼ねてリハビリ(rehabilitation)に行っておられた。そこで成る程と思われた運動というのが、横向きに真っ直ぐ寝て、脚を伸ばしたまま上げ(角度は無理のない程度で良い)、10秒経ったら下ろす、というのを片側10回、左右両足とも行なうというものだ。脚は前後に動かす事は普通に歩いていてもあるが、左右の横方向に動かす事は日常生活で余り頻繁にはないので、この横方向の筋肉を鍛える意味の体操なのだそうだ。

 今日はさすがにゴールデンウィークだけあって、夕方にKB先生が回診(round)に来られただけである。治療で頭髪が抜けると聞いていた為、初回治療時は身内や近しい人以外のお見舞いを断っていたので、見舞い客もなく私に限ると連休中も至って静かである(同室の人の見舞い客はそれなりにあるのだが)。そんな中、母からのメールで(母自身の具合はぼちぼちだそうだ)、あちこちから私の見舞いの電話とかがあったと知らされる。皆さんの気持ちが嬉しい。

 見舞いに来てくれるのはとっても嬉しいのだが、長期に渡る入院治療でもっと迷惑をかける事になるのだからと思い、つい、気持ちだけでいいから、わざわざ無理してお見舞いに来なくても良い、と言ってしまう。それよりも、もし可能なら、体が不自由になってますます動き難くなった母の面倒を見てあげて欲しいと思うのも事実。以前みたいに毎週末京都に帰ってきて、母と一緒に過ごせない、母の手助けが出来ないのがもどかしい。しかし、こうして自分自身が入院してみると友人・知人からの励ましメール、特に身内や母からのメールや電話は有り難く、嬉しい。

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