2007-03-29

2006-03-26(日) 長姉上洛

 今朝もまた早く目が覚めてしまう。緊張しているのだろうか。インターネットで色々調べ物をする。また、明日検査入院しなければならいので、入院グッズをそろえてみたりする。

 昼頃次姉が、母より私の病名を聞いて手伝いに来てくれる。私の雑用に付き合って車で回ってくれた。次姉に実は白血病だと話そうかと思ったが、昨夜の長姉との話し合いの内容から、やはり私の口から告げるのは止める事にした。また治療には白血病(leukemia)にしろ再生不良性貧血(hypoplastic anemia)にせよ骨髄移植(bone marrow transplantation;BMT)がカギになるらしいので次姉にも「骨髄アテにしてます」と頼み込む。骨髄の型(組織適合抗原;Human Leucocyte Antigen;HLA)は一致している方が定着率は高く(移植の安全性も上がる)、姉妹なら4分の1の確立で完全一致するからだった。15時過ぎ次姉帰る。

 我が家の古くからの知り合いのAさんが偶然母の見舞いで訪れる。彼女は母と同い年の元大学病院の看護婦長(今で言うと看護師長)さんである。Aさんもご高齢なのだが、私の入院中、母をそれとなく見舞って下さいとお願いする。長期入院が考えられるからだ。それから間もなく長姉が到着した。今後の事を色々姉にお願いしたり一緒に相談する。取り敢えずやっと一安心する事が出来た。

 長姉を待つこの2~3日の間だけでも腕や足のふくらはぎに皮下出血が勝手に出現するし、急に紫色の斑点が腕や足のあちこちにポチポチと出始めた。不気味である。また息切れ(shortness of breath;SOB)や頻脈(tachycardia;pulsus frequens)はもう最高に悪化している。歩くのも出来るだけそろりそろりとゆっくり歩く様にしないと頻脈ですぐ心臓がドコドコ脈打ち、頭も痛くなった。母の前では出来るだけ心配させない様にと出来るだけ不自然でない様に、しかし極力ゆっくりと歩く様にした。

 一通り明日の用意が出来てから母といつもの様に酒盛りをした。母は歩行が悪くなるにつれ酒量を自ら減らしてきているが、自分は明日からひとまず入院なので、お酒の飲みだめとタバコの吸いおさめをする。「まるで不良だね」と長姉があきれていた。しかし、ひとまず入院などと口では言っているが、治療が始まってもしかすると死んでしまうかもしれない病気なのだと、どこか心の片隅で考えている。貧血の上、すぐに心臓もバクバクするので良くない事は分かっていたが、いつもにも増して酒量が上がって止められなかった。タバコに関しては4月1日から禁煙しようと考えてはいたのだが。。。

 治療入院となれば母としばらく会えない事になるし、母の世話もしてあげられなくなる、母の染毛もしてあげたかったのだが、母は体力的に今はしんどいのでと断ったのでする事が出来なかったのが残念であった。母に、「治療入院となったら長期になるらしいのでしばらく会えなくなるけど、留学したと思ってね」等と話しをしたり、急だったので検査入院の後の本入院の前に今回片付け切れなかった雑用などを済ませてから入院したいと思っている事などを話した。

 朝早く目が覚めるのに、今晩もなかなか寝付かれなかった。

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